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「クレヨンしんちゃん」は野原しんのすけという大天才五歳児を通じ、
オカマ、浪人、かつらなどといった社会の「陰」を徹底したナンセンスで描くことで肯定した類稀なるマンガでした。
あのマンガに影響され、自分たちと異なるものに対して拒否感を抱かぬようになった子供はいかばかりか。
集計なんてできないけれど、私はその一人です。
「だらくやストア物語」「臼井儀人のひらきなおっちゃうぞ!」など多くの作品において
芸術性より娯楽性を、一貫して重視した臼井先生の劇的な「失踪→転落死」は
或る意味その人生の「ラスト・シーン」としてふさわしいものだったのかもしれない。
以下のふたつの記事を書き終えたあと、
例の遺体が臼井先生のものとわかったという記事をみつけた。
起こってしまったものを否定しても始まらないので、
この事実を受けとめる術としてこういう理屈をたててみた。
救助隊の皆様、本当にありがとうございました。
でも。
臼井先生を殺した山を憎む。
いや、小学生のころホワイトベリーの「通学路」「夏祭り」が大好きだったんですが、
いまさらカバー曲だったと知ったので。
ジッタリンジンですって。うーん、聞いたことあるようなないような。
と思ったら「プレゼント」のグループですね。このPVをいま観たらすばらしかった。
www.youtube.com/watch
一番が終わったあたりから暴走が始まる。このナンセンスと妙なメルヘンがたまらない。
「あなたが私にくれたもの シャガールみたいな蒼い夜」でああなるんだという驚き。
立川志らくと立川談笑は、落語立川流でもっともスリリングなふたりである。
これまで、大銀座落語祭などで二人会をやってきたが、
談笑によると「これが最後の二人会」なのだそうだ。
で、大銀座で勿論チケットのとれなかった私は、最後の機会に行ってきました。
最後なのに客すくねえ。よみうりホール、たしかに千五百人入る会場だが、
後ろが何列も空いてるって状況は初めて見た。私の買ったのは二階席の指定券だったけど、
一階も普通に空いてて「自由席」ってことになってるからそっち行っちゃったもん。
でも、こういうときこそクオリティ高いのが立川流らしさ。満足の行く会でした。
ふつうにネタバレはさみながら記録を書くと、
幕が開いていきなり談笑。しかも「子別れ」。はじめ社長と社員の会話で、なに? と思ってると
「亀」という子供登場でいきなり何の噺かわかるというのはこの人でしか味わえぬ驚き。
また、この亀がいままで聴いた中で、最高にこまっしゃくれた亀だった。
三丁目の夕日みたいな時代設定も、この噺と実に合ってる、か? 書いてる途中でちょっと不安になった。
次の志らくは「疝気の虫」。世にも珍しいSF落語というふれこみどおり、
「疝気」(腹痛的なもの)のもととなる虫がすごいインパクト。こんな虫がおなかンなかにいたら嫌だ。
と思いつつ、またあの虫に会いたくなるから不思議だ。
中入りをはさみ、談笑が「イラサリマケー」を途中まで。
いくらビルマの人でも「いらっしゃいませ」がそんな発音にはならないだろうw
おしまいは志らく「紺屋高尾」。志らくの本「雨ンなかの、らくだ」で
嘘をつかれた時点でもう久蔵なんてキライだ、という女性の意見を紹介してたので、
実際の落語ではそれがどう反映されてるのかとちょっと楽しみだったんだけれど。
血ィでるのかあー。痛そうだ。
でもこの画期的な演出は、柳家権太楼が「芝浜」で、魚屋に女房を殴らせたのに匹敵するものではないだろーか。