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ひさしぶりに落語協会二階「黒門亭」に行ってきた。前回行ったのは高3で、
大学受験が終わったころだからもう1年半ぶりぐらいだ。
上野で近いし安いし週末だし客は少ないし、ということで結構好きな落語会だったのだが、
金曜の夜席がとりやめ、土曜の昼席の新設やらで最近は、
行っても満員で入れなかったことが何度も続いた。
……でも今回、遅れて行ったのに普通に入れた。
しかも、見た感じ「つばなれ(お客が十人以上)」してない勢い。この状況も「うわっ懐かしい」と思った。
前座さんは既に終わって、二つ目・林家たこ平の途中から。
NHKの若手落語コンクールで観たが、生では初めて。
次の林家鉄平はギャグをいっぱい入れる噺家で、今日のお目当て其の1。
福井の子供らくごコンクールに参加して、みんなうまいな、
自分も若いころから稽古しとけばと思った、
でも気づかないよりマシ、と。私もはやく気づかなきゃ!
演目は「権助提灯」。今日はクスグリは少なかったが、愉快な一席でした。
中入りをはさんで、お目当て其の2の柳家小ゑん。出囃子の「ぎっちょんちょん」、
「ようこそ<都会のオアシス>黒門亭へ」というお決まりのフレーズもみんな懐かしい。
そういえば、小ゑん師匠の新作はここでたくさん聴いた。
「鉄の男」「春樹を巡る冒険」「願い事屋」…。今日は「すて奥」だったけれど肝心の、
「あんまりいい雑誌だから、<すてきな奥さん>なんてもう呼んでないの。
親しみを込めて、<すて奥>って」「お前は江戸時代の殿様か!」
というくだりがなかった。でも、小ゑん師匠独特のメルヘンチックでいい噺。
このあとは三遊亭金八で、「お楽しみ」。ってものすごく気になったけれど、
急用が出来てしまい小ゑん師匠を聴き終えてすぐに中座。
思いもよらぬ人から思いもよらぬときに思いもよらぬ連絡がきたためだが、
その話は後日したりしなかったりします。
近所の図書館が戸川猪佐武「小説 吉田学校」を全八巻入れてくれた。なぜ「今」かは謎だが、嬉しい。
でも、ちょっと思った。田中角栄元首相が「角さん」って呼ばれるなら、
田中六助元自民党幹事長は「助さん」でいいだろう。
いや、せめてふたりが会話するときぐらい、地の文は下の名前で表記してほしい。
「第八部 保守回生」あたり、大平首相急死で自民党大勝後の後継総裁を調整してくところとか、
どっちも「田中は……」ってなっててわかりにくいんだ。
「第二部 保守本流」でも、三木武夫と三木武吉ってもうこの時点でまぎらわしいふたりも
普通に「三木」で処理。ダメだろ。
だいぶ前の本で、著者が死んでるから直しようがないけれど、
当時の編集者は誰も注意しなかったんだろうか。それとも、戸川猪佐武の信念か。
ところで、三木武夫は自民党が出来る前から「大臣」だったとは初めて知った。
鳩山一郎「総理大臣」が、衆院解散に基づく「政権交代」後、「民主党政権」でのものだったのも。
しかも、その選挙で大敗した自由党側の総裁は吉田茂だ。すごい運命の系譜。