ホラーやお笑いなどについて、勝手なことを書き連ねるブログです
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さて悪い方だが。訃報です。しかも、いっぺんに二件。
三遊亭円楽の方は、改めて書くまでもなく。
「五代目・六代目の共存」という珍しいものが見られなかったのは残念、
円楽党の残党はどこへいく。とだけ触れておきましょう。
「子別れ」では自分も涙を流しながら演じていたのが印象に残っている。
 
そして、立川文都。談志の弟子で、一門会で数回見た。
亡くなったからといってことさらいい評価をするのを私は好まない。
文都がトリの会かあ、やめとくか、と思ったこともある。
次は文都か、と少しがっかりしたこともある。
だけれどなんだろう、何故こんなに悲しいんだろう。
 
後輩の志らく談春と比べると、明らかに地味であった。けれど、
あの文都の落語は、ある意味「純落語」だったのかもしれないと思う。
NHK BS2の番組では、「うどんや」ともうひとつの噺(失念)をくっつけて
再構築した落語をやっていた。寄席のルールからは外れているが、
古典落語の可能性を感じた。
立川笑志の真打ち昇進&「生志」への改名披露興行での口上では、
「笑志から、生志になったわけです。笑いより生きる道をとったんです。
立川流としては正しい選択です」と言っていた。大ウケだった。私も笑った。
もうあの師匠の落語を聴けないかと思うと、たまらなく悲しい。

べつにユダヤ人のジョークをここでやったりはしません。
今週、落語界にはいいニュースと悪いニュースがありましたね。それも、極端に。

極端にいい方は、桂米朝の文化勲章。文化功労者になったしいつかは、と思っていたが
間に合ってよかった。既に高座では壊れたレコードになってるときもあるようで。
まあ、ラジオ「米朝よもやま噺」は続いてるようだけれど、
聞いたことがないんでわからない。ともかく、「上方落語を残した功績」が
こうしてわかりやすいかたちで、その偉大さを示せるようになったのは結構だ。
さて、そろそろ東京からもまたひとりぐらい、人間国宝が欲しいな。
日本落語界の最高実力者・立川談志はもちろん諸事情で無理として、
前回は柳家小さん・落語協会会長だから
今度は落語芸術協会から、最高顧問桂米丸師匠で。新作派の国宝って、いいよね。

文化勲章で思い出したけれど、丸谷才一先生はまだもらってなかったんですね。
d.hatena.ne.jp/motoski2007/20091002#p1
このブログに、本当に同感。最近また本出したしまだ大丈夫と思うけど、
ほんとに早くあげないと死んじゃうよ!!
まあ、あげないで悪霊になったりするならそれはそれでありだが、
あれだけのひとにあげないで文化勲章に意味はあるの? という発想まで生まれてしまう。
いえ、べつに瀬戸内寂聴にあげるのは何の意味もないとは言っておりません。

今年の夏ごろだったか、フジテレビ「ボクらの時代」に北杜夫・斉藤由香・阿川佐和子が出た。
躁なのか。久々に躁なのか北先生。と思って見た。小学校時代から念願で、そして初めての「動く北杜夫」。

…老けてるなあ、というのが第一印象。もっとも、八十過ぎてるのだから当然だが。
うちのおじいちゃんもこんな感じだった。それでも、
「マンボウ・マブゼ共和国」の国歌を主席の肉声で聴けて満足。

前回の躁期に「新潮45」に書いた、という噂だけあって読むことも叶わなかった
「マンボウ最後のむざんなバクチ行脚」も、今年春にようやく「マンボウ最後の大バクチ」として単行本化。
そのころ小学生で「新潮45」の存在も知らなかった私としては、すごく嬉しい。
…でも買えなくって、図書館で予約したらようやく回ってきた。
同じころでた斉藤由香との対談集「パパは楽しい躁うつ病」と一緒に。
娘の由香のあとがきによると、褒章のしらせがきたが断ってしまったらしい。
皇室への敬慕を幾度となく書いてきたマンボウ先生なのに。
「父の無欲」ということで片づけてしまっていいのか斉藤由香。

「マンボウ最後の大バクチ」には、
「幽霊」「木霊」に続く2長編と、童話「赤いオバケと白いオバケ」は書きたかったがもう書けない、
というよく読んだフレーズがまたでてきて悲しくなる。
生きてるんだから、書いてほしい。

まだ北杜夫の文章が読めるということだけで満足すべきなのかもしれないが、
81歳の老人にこういうことを言うのは酷かもしれないが、
北杜夫が「Jノベル」でやっている唯一の連載エッセイは、ほとんどが二,三度は読んだような思い出話だ。
あんな連載を続けるくらいなら、少しでも小説を書いてほしい。
前回の躁期に出た短篇集「消えさりゆく物語」の衝撃を、もう一度味あわせてほしい。

椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒考二の四人も、もう六十を軽く超えたお爺ちゃんだ。
「コタツとストーブ、どっちがエライか」というようなバカ話で
どこへすっ飛んでいくのかわからない展開を見せる「発作的座談会」シリーズは
今月出た「帰ってきちゃった発作的座談会」で終了するという。理由は、
四人集まっても以前のようなバカ話が、歳をとるとともにできなくなったからだという。
最近も何度も座談会を催したけれど、面白いものが収録できなかったからだという…。
大好きな作家が老いていくのを見るのは、とても悲しい。文章家としての椎名誠は、
「週刊文春」を見てもこの本のあとがきでも、まだまだ健在なのに…。

オトメンは続行ですか。録画はしてんのに未だに観れない私。
忙しいとかそういうんじゃないんです。すんごく恥ずかしくて…
なぜだろうと思うが。同じ理由で「学校じゃ教えられない!」も観れない。

テレビを見るクールと見ないクールが、私の場合はっきりしている。
今期は観る期ですね。さりげなく面白そうなものが目白押し。

まず、まさかの東京MXで、といったら失礼だがすごいのやってます。
ドラマ「偉人の来る部屋」(月曜夜11時から)。
ラーメンズ片桐主演、アットムービー製作って…
そう、なにがそうなんだかわかるひとはわかるでしょうが、
「ザ・クイズショウ」の再来。
MXでやってるのが勿体ないぐらいの「メジャー感ある」スケールのドラマ。
歴史上の偉人をゲストに招く、バカバカしくも「ためになる」トーク番組と、
その前後で示唆される「2009年12月31日」のタイムリミット…。
また、このトーク番組が「ザ・クイズショウ」でのそれ並にスリリング。
第一回の偉人ゲストは織田信長でしたが、配役が山中秀樹って間違えてるだろう。
と先入観ありありで見てたら、びっくりするぐらいハマっておりまして。
「那須与一のやぶさめルーレット」(サイコロトークのやぶさめ版みたいな感じ)に
「大好きな森蘭丸の話」が入ってるという細かいギャグも楽しい。
まあ、それは実際には当たらなかったんですが。また、こういうのは別に恥ずかしくないので
我ながら思う、自分の感情の基準はなんなんだろう。

木曜深夜では、「傍聴人09」。気になって見たら原作はあの「裁判長、ここは懲役4年でどうすか」。
裁判を通して人間を裏の裏から描く興味深いドラマだが、
主人公の名前が「きたもりお」って吃驚した。ここでこの名前が出てくるか、と。
あと南明菜を久しぶりに見た。

テレビ朝日では、新アニメ枠で拾い物。「怪談レストラン」(火曜夜7時半から)。
子供向けアニメとはいえ、毎週テレビで奇妙な味の話が味わえるのは結構です。
なんかCMではオバQチックな幽霊が前面に出てたんでちょっとバカにしてたら、
結構本格的な「ホラーアニメ」だったんで反省しました。「学校の怪談」(アニメ版の方)みたいなやつで。

ラジオでは平山夢明&京極夏彦コンビの「バッカじゃない! 聴いてランナイ!!」って
タイトルからしてなんだこれはという番組が。恐ろしくて私もまだ聴けない。

そして、やったぜBS11。柳家喬太郎の新番組「喬太郎の粋ダネ!」。
初回の落語は「反対ぐるま」。これまではきょん師の落語が月イチであったが、
これからは毎週、ゲストも交えてなにかしらの演芸コーナーがあるという。
対談コーナーいらないから、喬太郎司会の演芸番組にしてよと思うのは私だけじゃない、きっと。
ていうか最初からこうしてればよかったのに。最初の「気楽に粋ましょう」「それでも気楽に粋ましょう」も、
三時間半から二時間半へ、そして今回の一時間と、どんどん短くなっちゃったのは
柳家喬太郎にはやっぱり落語を、話芸を見せてほしいという視聴者のニーズに応えきれてなかったという面もあっちゃったりなんかしてるんではないでしょうかなんて言っちゃったりして。

ひさしぶりに落語協会二階「黒門亭」に行ってきた。前回行ったのは高3で、
大学受験が終わったころだからもう1年半ぶりぐらいだ。
上野で近いし安いし週末だし客は少ないし、ということで結構好きな落語会だったのだが、
金曜の夜席がとりやめ、土曜の昼席の新設やらで最近は、
行っても満員で入れなかったことが何度も続いた。
……でも今回、遅れて行ったのに普通に入れた。
しかも、見た感じ「つばなれ(お客が十人以上)」してない勢い。この状況も「うわっ懐かしい」と思った。

前座さんは既に終わって、二つ目・林家たこ平の途中から。
NHKの若手落語コンクールで観たが、生では初めて。

次の林家鉄平はギャグをいっぱい入れる噺家で、今日のお目当て其の1。
福井の子供らくごコンクールに参加して、みんなうまいな、
自分も若いころから稽古しとけばと思った、
でも気づかないよりマシ、と。私もはやく気づかなきゃ! 
演目は「権助提灯」。今日はクスグリは少なかったが、愉快な一席でした。

中入りをはさんで、お目当て其の2の柳家小ゑん。出囃子の「ぎっちょんちょん」、
「ようこそ<都会のオアシス>黒門亭へ」というお決まりのフレーズもみんな懐かしい。
そういえば、小ゑん師匠の新作はここでたくさん聴いた。
「鉄の男」「春樹を巡る冒険」「願い事屋」…。今日は「すて奥」だったけれど肝心の、
「あんまりいい雑誌だから、<すてきな奥さん>なんてもう呼んでないの。
親しみを込めて、<すて奥>って」「お前は江戸時代の殿様か!」
というくだりがなかった。でも、小ゑん師匠独特のメルヘンチックでいい噺。

このあとは三遊亭金八で、「お楽しみ」。ってものすごく気になったけれど、
急用が出来てしまい小ゑん師匠を聴き終えてすぐに中座。
思いもよらぬ人から思いもよらぬときに思いもよらぬ連絡がきたためだが、
その話は後日したりしなかったりします。

素材提供元様♪  NeckDoll様 whoo's lab様 LITTLEHOUSE様
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